キャンプのテント内でストーブやバーナーなどの火器を使う場合、一酸化炭素中毒の危険があるので検知器が必要です。また、火器で熱せられた空気はテント内の上部に溜まってしまうので、扇風機で空気を撹拌すれば暖房効果を上げることができます。
そこで、FieldNewの一酸化炭素チェッカーとAMZHOOZの扇風機を併用しています。

【目次】
一酸化炭素チェッカーについて
一酸化炭素チェッカーには、リアルタイム計測方式と累積値方式があります。
リアルタイム計測方式
一酸化炭素濃度をリアルタイムに計測して表示し、規定値を超えるとアラームを鳴らします。センサーの精度が高いので機器は比較的高価です
この方式では、一酸化炭素濃度が上がってアラームが鳴り出した場合、キャノピーを大きく開けるなどして換気をすれば一酸化炭素濃度は下がりアラームはすぐに解除されるので、そのまま使用が続けられます。
累積値方式
一酸化炭素濃度を周期的に計測して表示し、累積値が規定値を超えるとアラームを鳴らします。累積値を大まかに算出する仕組なためセンサーの精度は低く、機器は比較的安価です。
この方式では、一酸化炭素濃度が上がってアラームが鳴り出した場合、キャノピーを大きく開けるなどして換気をしてもアラームはすぐには解除されません。リアルタイムの一酸化炭素濃度をチェックする仕組みではないので、アラームが解除されるまでタイムラグがあります。
他の利用者がいるキャンプ場ではアラームを鳴らしっぱなしという訳にも行かず、とりあえずアラームをミュートするか電源をオフにするなどの操作が必要になります。
FieldNewの一酸化炭素チェッカーはリアルタイム計測方式で、アラームを鳴らす一酸化炭素濃度を自分で設定できるので使い勝手がいいです。乾電池式で72時間の動作が可能なので緊急時にも適しており、付属のベルトフックやカラビナでテントに設置できます。
扇風機について
扇風機は空気を撹拌して暖房効果を上げるだけではなく、一酸化炭素チェッカーと併用する場合のメリットもあります。
一酸化炭素チェッカーのアラーム地獄を防ぐ
一酸化炭素は通常の空気よりも軽いため、一酸化炭素チェッカーはテント内の上部に設置することになります。
しかし、テント内の空気が滞留した状態で一酸化炭素チェッカーを動作させると、テント内の上部に溜まった一酸化炭素にチェッカーが反応し、アラームが立て続けに鳴り響く地獄となります。扇風機でテント内の空気を撹拌し循環させることで、このような状況を防ぐことができます。
AMZHOOZの扇風機は空気を吹きつけながらLED照明としても機能するので、テント内でバーナーなどの火器の真上に吊り下げると便利です。バッテリー容量は10000mAhで付けっぱなしにできる余裕があり、USB出力端子があるためモバイルバッテリーとしても活用できます。付属のカラビナでテントに設置できます。
ボタンの誤作動対策
この扇風機はとてもキャンプ向きなのですが、電源ボタン等が長押し式ではないのでリュックなどに押し込んだ際にボタンが押されて誤作動する可能性があります。その対策として、画像のようにガムテープを本体に被せてボタンを覆った上で、袋などに収納する方法があります。
